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Vesna!発 ラジオ番組 ●
『Vesna!の マトリョーシカあければ・・・』
2004年2月21日(土) ラジオカフェ FM79.70
放送
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サオリ:こんばんはー
タツミ:こんばんはー
サオリ:『Vesna!のマトリョーシカあければ』が始まりました。今夜で二回目の放送になりますね。
先日、私たち二月の初めにオープンしたロシアンカフェに行ってまいりました。おいしい食事もいただきました。
タツミ:珍しいですよね、京都でロシアンカフェですよ。
サオリ:はい。新しくオープンしたということで早速行ってきたんですけど、そちらのカフェマネージャーさんがタツミさんのね。
タツミ:はい。ちょっとした知り合いというか、もうお友達かもしれないですけど。
サオリ:ということで『Vesna!のマトリョーシカあければ』の初めてのゲストということで、
京都北山のロシアンカフェバーバチカさんのカフェマネージャー澤井歩美さんをお呼びしております。こんばんはー。
澤 井:こんばんはー、はじめまして。よろしくお願いします。
二 人:よろしくお願いします
サオリ:私たちはもうお店のほうに伺わせていただいたんですけど、まだお店を知らない方がいると思いますので、バーバチカさんの お店の場所教えていただけますか?
澤 井:はい。場所は地下鉄の北山駅の四番出口を出で、北山通りを西に歩いて7〜8分なんですけど、北山大橋のちょっと東側にな りますね。向かいが植物園です。
サオリ:はい、2階になるんですけど、横は美容室で。
澤 井:はい、横にTRUNKという美容室がありまして、その併設のカフェと
いう形になっているんですけど、美容室のお客さんがいらっしゃっ
たら、こちらからもドリンクを持って行ったりとか、美容室のお客
様がこっちにお食事されて帰ったりとか、いろいろ相互で関係が
あって、仲良くやらせてもらってます。
サオリ:はい。すべてガラス張りになっていて、本当にオープンなお店って
いう感じですよね。
澤 井:はい。
サオリ:いつも階段上った時に中からのお店の風景見させてもらっているん
ですけど、照明や、家具とかソファの一つ一つとても凝ってました
よね。
タツミ:ねー、凝ってますよね。
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サオリ:最近北欧家具とか雑誌で載っていたりするんですけど、そういったイメージでなくて、バーバチカさんで置いていらっしゃる 家具は豪華!!ていう印象があったんですけど。
タツミ:そうですよね、Vesna!の雰囲気とはまたガラッと違ったロシアの雰囲気を醸し出してると思いますよ。
澤 井:そうですね。
サオリ:私初めてああいったお店に入らせてもらったんですけど、とにかくソファが本当に気持ちよかったです。
タツミ:もうお尻から根っこがニョキと(笑)
サオリ:ニョキニョキと(笑)生えてしまうぐらい、気持ちよかったです。
澤 井:結構ソファで寝られているお客様もいらっしゃいます。
二 人:(笑)
澤 井:結構日差しが入って気持ちがいいんで、ゆっくりしていってほしいと思います。
サオリ:そうですね。こちらの家具や装飾品などはすべて海外からの輸入物ですよね。
澤 井:家具はベルギーとか、ドイツとかの家具があるんですけど。小物とかは私がロシアで買い付けに行ったものや、Vesna!さんに オープニングに頂いたマトリョーシカも飾っております。
タツミ:ありがとうございます。
サオリ:ロシアな雰囲気満載なんですね。お店のお名前がバーバチカということなんですけど、このお店の名前の意味は何ですか?
澤 井:バーバチカというのはロシア語で蝶々っていう意味なんです。響きがかわいらしくてとったんですけど、それにちなんで色々
蝶々の雑貨を集めたりとか、蝶の食器とかを販売したり、展示したりしています。
サオリ:色々見させていただいたんですけど、私が一番かわいいと思ったのがトイレの照明ですね。あれも凄い凝ってて、お店に行っ
た方はぜひトイレに行ってみて下さい、ということで。
タツミ:凄いですよね。そういう目に見えないところまで気遣いが行き届いている所が。
澤 井:その内装してくれた人が谷本アラタという男の子なんですけど、凄くトイレを一番命賭けて(笑)
二 人:(笑)
澤 井:凝ってたんで、来られた方はぜひトイレを見て欲しいですね。
サオリ:いや〜もうトイレ、トイレと申し訳ないんですけど(笑)いや、お店が本当にキレイ、雰囲気もいい、そこでゆっくりしてしま
いたくなるような雰囲気を出していますよね。
澤 井:やっぱりゆっくりしてもらえるのが一番うれしいですよね。
サオリ:お店全体がゆっくり出来る雰囲気が流れていると思います。
澤 井:ありがとうございます。
サオリ:京都にロシアンカフェって珍しいと思いますけど。
タツミ:そうですよね。レストランは有名のところでもあるかと思うんですけど、もうちょっと若い方が気軽に、お茶がてらにロシア
料理を楽しむというようなところは無いような気がしますね。
サオリ:私も見たこと無いですね。何でロシアンカフェにしようと思ったんですか?
澤 井:やっぱり私がロシアが好きっていうのと、日本で、関西でも気軽にロシア料理が楽しめるお店がなかったんで、自分が行きた
いところを作ってしまった。ていう感じです。
サオリ:自分の住家みたいな感じですか(笑)ロシアを好きなったきっかけは何ですか?
澤 井:えー、色々あるんですけど。妹が小学校のときにピオネールキャンプていうのに参加しまして。
タツミ:日本で言うボーイスカウトみたいな感じですよね。
澤 井:そうですね。それが極東の方にあるナホトカという所でピオネールキャンプがあった
のに参加したことがあるんですね。
それが子供同士の交流なんで色々バッチとか、ちっちゃいカレンダーとか、
マトリョーシカとか持って帰ってきて、家にはたくさんそういうものがあって、
で私が高校二年生の時にもともとクラッシックの声楽をやっていたんですけど、
その姉妹校がウクライナのキエフという所にありまして。姉妹校の交流ということで、
1991年8月にウクライナのキエフとモスクワと当時のレニングラードに10日間
行ったのです。
タツミ:なかなか貴重な体験ですよ。ずいぶん前ですから。
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サオリ:行かれたのは何年ぐらい前ですか?
澤 井:ちょうど12年前ぐらいですね。まだソ連だった時代で、帰ってきて二ヶ月してソ連が崩壊したんですね。
サオリ:街の雰囲気とか想像がつかないですね。
タツミ:そうですよ。
澤 井:ソ連とかロシアのイメージは暗いとか。
タツミ:未だに言われてますよね、暗い怖い寒い、って。無表情とかね。
澤 井:そうですよね。
タツミ:けどぜんぜん違いますよね。
サオリ:みんな険しい顔してるイメージがあったんですけど、そんなことないんですね。
澤 井:ないですね。行ったのが夏ということもあったんで、みんな半そでで、日差しも結構あったかいし。
タツミ:日本の初夏ぐらいですよね、真夏でも。
澤 井:そうですね。人がものすごい親切でフレンドリーで、帰ってきても二年ぐらい文通したりとか、自分でロシア語勉強したりと
かしましたね。
タツミ:成果のほどは?(笑)
澤 井:三ヶ月ぐらいで挫折しましたね(笑)
タツミ:難しいですよね、なんかね微妙に英語のアルファベットと似てますからね。それで、惑わされてしまいますよね。
サオリ:学生のときにそういった海外の体験て、とても大切なことですよね。それに影響受けて今こうしてロシアにつながるお仕事を
していらっしゃるわけですから。
タツミ:そうですよね、どこでどうつながるかなんてわからないですよね。
澤 井:そうですよね、本当に。
サオリ:ロシアでね、行かれたときとかにこれ買って可愛かったとかいう雑貨ありますか?
澤 井:やっぱりメインはマトリョーシカですよね。あと高校時代にいったんですけど、なぜか友達になったらバッチをよくくれるん
ですよ。
タツミ:そうそう、なんかバッチよく登場しますよね。
サオリ:え!友達になったらバッチをくれるんですか?
澤 井:はい。なぜかこれあげるってなるんですよ。
タツミ:バッチよく売ってるし、お土産とかでも。たぶん、現地の方もプレゼントで買われているみたいですし、自分ももらったもの
がたまっているというのもありますよね。
澤 井:はい。
サオリ:なんかいいじゃないですか、ピン一つ一つ見るたびに思い出が浮かんでくるみたいな。
二 人:あ、それはありますよね。
サオリ:その友達と会うときはそのピンをつけていくっていう感じでね。
澤 井:そうですよね。いいですよね。
サオリ:でも、あとに残るものは素敵ですよね。ロシアに行かれた翌年に逆にロシアの方が日本に来られたんですよね。
澤 井:はい、その姉妹校のキエフのシェフチェンコ音楽院の方が92年に来てくださったんですよ。何かシベリア鉄道に乗ってウラ
ジオストックのほうまで来て、そこから飛行機に乗ってこられたんで、日本に来たときはみんなヘトヘトの状態だったんです
よ。
タツミ:西から東へ、大陸大移動ですよ!ウクライナってお隣ポーランドですからね。
サオリ:日本のどちらへ?
澤 井:京都です。約10日間ぐらいいらっしゃって、皆さん音楽をやってらっしゃるのでそのときテープをもらったんですね。
それは当時92年に、向こうではやってるっていっていた「ブラーボ」っていう名前のバンドで、ちょっとジャズ交じりの
POPSみたい感じなんですけど。それをみんなで演奏してくれたり。
サオリ:一緒に演奏したりしました?
澤 井:いや〜私は聞いてる専門なんで(笑)
サオリ:じゃあ、プレゼントしていただいたというテープを本日こちらにお持ちいただいたので、一曲聞かせていただきましょう。
それでは聞いてください。
♪音楽 『ブラーボ』 ♪
サオリ:昔の曲とは思えない、明るくて、私凄い好きです。みんな聞き入っちゃいましたよね(笑)
タツミ:ノリノリでしたね。もっと聞きたいですよね。
サオリ:さっきからロシアの話が飛び交っているんですけど、お二人の出会いて何なんですか?
タツミ:もう本当に縁というか、不思議な出会いなんです。去年ですね澤井さんはバーバチカさんのオープンに向けて、二度ロシアの
ウラジオストック、モスクワのほうにも行かれてまして、その前に語学を多少お勉強してから挑まれたわけなんですけど。
澤 井:本当に多少というか(笑)
サオリ:何日勉強したんですか?
澤 井:5日です(笑)日本ユーラシア協会というのがありまして。そこの短期講座が夏休みにありまして、その教室にチラシとか一杯
ありまして。お堅めのチラシが多い中Vesna!さんのショップカードがキラッと輝いてたんです。
タツミ:赤く(笑)
澤 井:そうですね、これは行かないと!と思いまして。早速次の日に行かしてもらいました。
タツミ:そうなんですよ。だからまあ始めはお客様としてきていただいて、でもやっぱり好きなこととか、やっぱり通ずるものがあり
まして、ポンポン話が弾んだんです。
澤 井:そのとき語学の先生が、タツミさんのお姉さんが昔習ってた方で。
タツミ:そうなんですよ、そこのつながりもあったんですよ。それで盛り上がりまして。おじいさんのような先生でしたから、お元気
ですか、というような感じで盛り上がり。
サオリ:本当に狭いもんですね。
タツミ:澤井さんはですね、高校のときに行かれたのと、それと去年行かれた間で、12年の
ギャップを見てこられたという貴重な体験をしてこられた方だと思うんです。
サオリ:崩壊前と崩壊後ですね。
タツミ:私がここ10年で一年一年見るだけでも街中、国の情勢も様変わりしていますから
ね。澤井さんの12年前と12年後の違いっていうのは凄い大きいと思います。
それが興味津々で聞いてみたいです。
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澤 井:はい。91年に行ったときはレーニンの像がいたるとこに建っていたんですが、
すっかり無くなってしまってて、文通してた友達はレーニンの鼻折ったとか、
冗談とは思うんですけど(笑)状況を刻々と送ってきてましたね。
タツミ:そんなこと恐ろしくて言えないですよね(笑)
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澤 井:赤の広場にも軍人の方が沢山いらっしゃったり、
マクドナルドが出来立ての時だったのでもう行列が凄くて、
いつ食べれるかわからない状況でしたね。
二 人:ほー、なるほど。
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澤 井:今回行ったときは大分ヨーロッパに近づいてきたというか。
タツミ:そうですよね。活性化されてきた感じで。それが現地の人には良いか、悪いかはわからないですけど、外国人として私たちが 訪れるには大分敷居が低くなったというか。
澤 井:そうですよね。結構24時間のお店とか出来ていますよね。
タツミ:特にモスクワはロシアの首都なので、ほかの地方と違ってかなり都会ですよね。
サオリ:都会ってイメージつかないんですけど、沢山ビル建っているんですか?
タツミ:土地が狭いの日本のように縦に長いという訳ではないんですけれど、特に建築ラッシュみたいな所があるんですよ。ロシアと
か旧ソビエト圏ですよね、戦後一気に建てたものが老朽化してきたので、今向こうではかなりの建築ラッシュです。
サオリ:へー、新しくなれば私たちも入りやすくなり、日本でもロシアのものが入ってきて交流は取れるかもしれないですけど、
昔の町並みがなくなってしまうのはさびしいですよね。
タツミ:うーん、それはあるかもしれませんね。
澤 井:昔の物も凄い可愛らしくのがありますし。
タツミ:そうなんですよ。今のまま止まっていてほしい気持ちもありますね。日本では考えられないところでハンドメイドだったり
するんでね。
サオリ:ハンドメイドと聞いて今思ったんですけど、向こうで雑貨とかボタンとかも買ってくるって聞いたんですけど。
澤 井:そうですね。ボタンとかアクセサリーのパーツとか買ってきて、自分で作ったりしてるんですけど。向こうの手芸やさんとか
蚤の市であったボタンとか買ったりして。
タツミ:それで私と澤井さんの出会い第二段なんですけど(笑)澤井さんとロシア話で盛り上がっているときに、澤井さんが作られた
アクセサリーを自分で身につけていたりとか、写真でとったファイルを見していただいたんですけど、それがもう凄いおしゃ
れで、私自身がファンになってしまい、そこから話が盛り上がり、是非Vesna!のために何かデザインして作っていただけない
かとお願いしたんですよ。お店に来られた方は御存知だと思うのですが。
サオリ:今タツミさんの胸元には澤井さん手作りのアクセサリーがチラッと見えていますが。
澤井さん手作りの一点物のアクセサリー
が。
タツミ:すべて同じデザインのものは作らず、一つのデザインには一つしか作らないでいてくれるんですよ。大変だと思うのですが、
でも大好評です(笑)
サオリ:材料もロシアで買い付けたものや、自分で探したものですから一つ一つ変わったものですしね。最初は趣味だったものが
今じゃデザイナーですよ。
タツミ:そうですよー。
澤 井:あっ、ありがとうございます。
タツミ:バーバチカさんのほうでも澤井さん作のアクセサリーが販売されているんですか?
澤 井:置いてあるのはVesna!さんだけです。
タツミ:そうなんですか、やったラッキー(笑)うれしいです。
澤 井:私はこういうアクセサリーとか雑貨を作らしてもらうときに、ぺトルーシカという
名前でやらしてもらっているんです。
タツミ:ロシア語でパセリですよね。
澤 井:そうです。意味的には「生活に彩を与える雑貨たち」という感じで、アクセサリー
に関してはVesna!さんだけで置かしてもらっています。 |
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タツミ:本当ありがとうございます。光栄です。じゃあみなさんVesna!まで来てください。
サオリ:Vesna!オープン一周年第二弾イベントでも澤井さんに協力してもらっているんですよね。
タツミ:はい。3月の12,13,14とですね第二弾イベントがありまして。場所はトレードマーク京都
さん。新町蛸薬師ですね。そちらのほうで場所をお借りして三日間マトリョーシカをテーマに
したイベントを行い、そこでロシアンティーなどを召し上がっていただけるカフェスペースが
あるんですが、そこで出されるピロシキがなんとバーバチカさん特製なのです。
サオリ:本当においしかったです!!日本のピロシキは揚げてあるものが多いんですけど、向こうの
家庭料理のように焼いてあるんですよね。
澤 井:そうです。 |
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サオリ:こちらとってもおいしいので、是非皆さんにイベント中食べていただきたいと思います。もうそろそろお時間なんですけど。
タツミ:早いわー(笑)
澤 井:本当ですね。
サオリ:こちらのイベントの情報はですね、Vesna!のHPのほうにのってますので是非チェックしてみてください。URLは?
タツミ:http://vesna-ltd.comです【終了しました。イベントレポートはこちらです】
サオリ:はい。本日はこれでお別れです。
三 人:おやすみなさーい。
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