皆さん、こんばんは！お元気ですか？
またまたDiaryが書けないうちに数カ月経ってしまいました…すみません！
ここのところ、いろいろ忙しくて、あ！っと言う間に11月になってしまいました（←またもや言い訳）

さて今回は、BBSにも書き込みがありました『チェレモーク』のお話について書きたいと思います。
Vesna!で販売している数あるお話シリーズのマトリョーシカの中でも、ピカイチのマトちゃんなんですよ。
（チェレモークマトリョーシカはこちら）
（残念ながらこちらの商品は完売致しました。気長にお待ち頂けるお客様は、メールにてご予約ください。入荷次第ご連絡致します）

このチェレモークマトちゃんは、私も初めて現地で見た時に『可愛い！』と声を出してしまった逸品です。
カエルさんの口元なんて本当に可愛いと思います！
実物を見たい！という方は、お店へお越しくださいね。サンプル品が展示してあります。

『チェレモーク』は、日本でもお馴染みのウクライナ民話『てぶくろ』のようなお話です。
『チェレモーク』とは、塔のようなものがくっついたような大きい家（御殿）のことです。

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『チェレモーク』

ネズミが無人の大きな家（チェレモーク）を見つけてそこに住むことにしました。
「チェレモーク、チェレモーク、ここに住んでいるのは誰？」（返事がない。）

　そこへかえるがやってきて、「チェレモーク、チェレモーク、ここに住んでいるのは誰？」
「私よ、ちょろちょろネズミ。あなたは？」
「私はけろけろがえる。」
「一緒に住みましょう！」
ということでいっしょに住み始めることにしました。

　次にウサギが来ました。
「チェレモーク、チェレモーク、ここに住んでいるのは誰？」
「私よ、ちょろちょろネズミ。」「私はけろけろがえる。あなたは？」
「私はぴょんぴょんうさぎ。」
「一緒に住みましょう！」

　その次は、おねえさんぎつねが来ました。
「チェレモーク、チェレモーク、ここに住んでいるのは誰？」
「私よ、ちょろちょろネズミ。」「私はけろけろがえる。あなたは？」
「私はぴょんぴょんうさぎ。」
「私はこんこんきつね。」
「一緒に住みましょう！」

　その次は、はいいろオオカミが来ました。
「チェレモーク、チェレモーク、ここに住んでいるのは誰？」
「私よ、ちょろちょろネズミ。」「私はけろけろがえる。あなたは？」
「私はぴょんぴょんうさぎ。」　「私はこんこんきつね。」
「私はガオガオオオカミ。」
「一緒に住みましょう！」



　最後にのっそりクマが来て家の中に入ろうとしますが、体が大きすぎて入りません。
　「じゃあ、屋根の上に住むぞ」といって、上ったら、重みでチェレモークが崩壊してしまいました。
　仕方がないので、みんなで新しいチェレモークを作ったら、前のよりずっと素敵なチェレモークになりました。

めでたし、めでたし…

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きっと1個目のマトちゃんは、最後の『めでたし』シーンなのでしょうね。
皆が楽しく暮らしているように描かれています。

2個目に出てくるオオカミさんが手に、にわとりの形の棒付き飴を持っているかと思います。
このにわとりの形をした飴は、ロシアのお祭りの時だけに売られている飴です。
日本で例えると、お祭りの屋台で売っているりんご飴のようなものです。
『チェレモーク』で登場するオオカミは、動物を襲ったりしない心優しいオオカミを
表現するために『にわとりは、飴で食べるよ。生きてるにわとりを襲ったりしないよ』
と、手にこの飴を持たせた絵付けにしたのだと思われます。
良く見ると、本当に奥が深いマトちゃんですね（笑）

長々と書いてしまいましたが、最後までお読みくださった方、ありがとうございました！

Vesna! owner:うさぎ